感染性が非常に高い新型コロナウイルス等の効果を調べるためには、厳重な安全対策がとられた専門研究機関や実験室などが必要です。そのため一般企業では簡単に
効果を記述することが出来ません。 従って下記情報は各国大学等の研究機関のWEB上で発表されている情報となります。
・コロンビア大の研究チームは2013年から薬剤耐性菌に対する遠紫外線C 波の有効性の調査を開始した。次に、インフルエンザを含むウイルスへの遠紫外線C 波の利用についても調べ
始めた。新型コロナウイルスを研究対象としたのはつい最近のことであるが、表面に付着した新型コロナウイルスをUVC 線が数分以内に死滅させることが既に明らかになっているという。
(コロンビア大学放射線研究センター(Center for Radiological Research))
・照明製品の最大手であるシグニファイ(ユーロネクスト︓LIGHT)は、米ボストン大学国立新興感染症研究所(NEIDL)と共同で研究を行い、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
の原因ウイルスである SARS-COV-2 の不活性化に、シグニファイのUV-C ライト技術が有効であることを実証しました。 ボストン大学医学部の微生物学准教授、アンソニー・グリフィス
(Anthony Griffiths, PH.D.) 博士率いるチームは、SARS-COV-2 の感染拡大の当初から、この領域における科学的進歩に貢献するツールの開発に取り組んできました。研究では
ウイルスを植え付けた物質を使用し、シグニファイ製の光源を用いてUV-C 照射量を変更しつつ、さまざまな状況下における不活性化能力を測定しました。 照射量を5mJ/cm2 にした
ところ、6 秒間でSARS-COV-2 ウイルスが99%減少しました。このデータに基づき照射量を22mJ/cm2 にすると、25 秒間で99.9999%減少することが確認されました。
(ボストン大学国立新興感染症研究所(NEIDL))
その他2020年に入り、新型コロナウイルスの蔓延と共に世界各所に於いて、SARS-COV-2 に対して紫外線UV-Cが有効であるとの研究が多数報告されています。
さらに、「新型コロナウイルスの紫外線耐性はインフルエンザウイルスよりも低い」 との記述もあり、紫外線照射装置による殺菌には期待が持たれています。