close search
その他 | 2023/09/20

【資料】塩素消毒の効果

 日本では、水道水の消毒は水道法施行規則第 17 条 3 号により『給水栓における水が、遊離残留塩素を 0.1mg/L 以上保持するように塩素消毒をすること』(省略有)と規定されており、飲料水として安心して飲むことができます。

 

塩素消毒の仕組み
 塩素はその強い酸化力で微生物やウイルスなど病原生物の細胞膜や細胞壁を破壊し、内部の蛋白質や核酸を変性させることで殺菌または消毒の効果を発揮します。

 

病原性生物に対する塩素の効果 1
 塩素に対して、消毒効果が出やすいものと出にくいものがあります。一般的に病原性生物の消毒耐性は、下図のようになります。

 

 

※1 インフルエンザウイルスに対して塩素消毒は有効であるとされており、塩素消毒により感染性を失うとされています。昨今の新型インフルエンザウイルスも同様とされています。
※2 細菌が厚く硬い殻に覆われた構造をとることがある。一般的に芽胞は耐久性が高い。
※3 人や家畜が感染する病原性生物で、腹痛、下痢など症状がでます。適切な浄水処理により除去することができます。